平成離婚相談所 カウンセラー紹介

幸田 照美

NPO法人《日本家族問題相談連盟》認定カウンセラー

自己愛性人格障害者(モラルハラスメント)を成り立ちから考えると、
<親の厳格な躾教育>、<我子を所有物化した親の視点>、 <親の肯定的教育による歪み>に由来する<他者への思いやり欠如>や、 「俺様が一番」という勝手な思い込みから生じる<排他的視点>により、 人を人とも思わない、屈折した人格が生まれたと考えられます。

この障害を持つ人が、「アダルトチルドレン(注1)」と呼ばれる人と夫婦関係に陥るケースでは、 そこに「依存・共依存(注2)関係」が出来上がります。
さらに、こうした両親を見ながら育つ子供は、親の屈折した心が基になり、将来、他者との関わりにおいて弊害をきたす ことが多くなります。

親から子へ、家族へと続く悪の連鎖を止めるためには、 「あなたが変わること」から始めなければなりません。そして、「そのためにはどうするべきか」 を、提案していきたいと思います。

(注1):アダルトチルドレンとは、子供の成育に悪影響を与える親(アルコール依存症やDVなど)のもと で育ち、成長した後もなお精神的影響を受け続ける人々のこと。AC ともいう。

(注2):共依存とは、他者に必要とされることで、自分の存在意義を見出すこと。
共依存者とは、自分自身に対する過小評価により、他者に認められることでしか満足を得られず、 そのため他者の好意を得ようとして自己犠牲的な献身を強迫的に行なう傾向のある人のこと。


ゲシュタルトの祈りをご紹介します。
一人一人が、この心を持って過ごすことができれば、 お互い相手をコントロールして不幸を招くこともなくなります。

◆ゲシュタルトの祈り◆

私は私のことをします
あなたはあなたのことをしてください

私が生きているのは
あなたの期待に応えるためではありません

あなたもまた、私の期待に応えるために
生きているのではありません

あなたはあなた、私は私

もし、私たちの心が通じ合わなくても
それは仕方のないことです

そして、私たちの心が
たまたま触れ合うことがあれば
それは最高に素晴らしいことです





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